Nagios_pluginsに収録されているプラグインの一覧 (1.4.15)

nagios-pluginsはNagiosで監視対象となる機器やサービスの状態を調べるために必要な複数のコマンドを収録したパッケージです。
ここではそのパッケージに含まれているコマンドと"-h"オプションをつけたときに表示される概要部分の訳を載せています。

概要の訳については出来る限り調べながら行っていますが、何分、英語力にかなりの問題を抱えておりますので解釈が間違っている可能性もあります。
尚、プラグインによっては訳す際に私の勝手な解釈で文章を追加していますので原文に無い部分が含まれるところがあります。

作成日:2008.08.02(Version:1.4.11作成より)
更新日:2012.03.18
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2012.03.18 - ・リストを1.4.15に対応させました。
       ・1.4.15対応に合わせて訳の見直しを行いました。
       ・訳ができていなかったコマンドの訳を追加。
       ・原文をつけているとかなり見づらかったので削除しました。
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プラグイン一覧
プラグイン名 説明
check_apt Debian GNU/Linux環境でapt-get(8)コマンドに基づいてパッケージ管理システムを使用しているシステム上のソフトウェアの更新をチェックします。
check_breeze a Breezecom wirelessの信号強度のチェックを行います。
check_by_ssh SSHコマンドを使って遠隔にあるホスト(リモートホスト)をチェックします。
check_clamd 指定したホスト(あるいはUnixソケット)のClamdの接続をチェックします。
check_cluster Nagios2において、ホスト/サービスのクラスタをチェックします。
check_dhcp ネットワーク上におけるDHCPサーバーの有無をチェックします。
check_dig digを使って指定したホストに関するDNSのサービスをチェックします。
check_disk マウントされているファイルシステムで使用しているディスク領域の空き領域をチェックします。
check_disk_smb SMBのディスク使用量をチェックします。
check_dns nslookupを使って指定したホスト及びドメインの問い合わせを行います。
オプションとして問い合わせ先のDNSサーバーを指定することができます。
指定しない場合は"/etc/resolv.conf"内に記載されているデフォルトサーバーが使用されます。
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プラグイン名 説明
check_dummy 引数に指定した整数に対応した状態メッセージを返します。

■現時点で返されるテキスト
0 --- OK
1 --- WARNING
2 --- CRITICAL
3 --- UNKNOWN
check_file_age 指定したファイルの前回更新時からの経過時間(秒)や、ファイルサイズ(Byte)を調べまる。

■デフォルト
経過時間(WARNING) --- 240秒
経過時間(CRITICAL) --- 600秒
サイズ(CRITICAL) --- 0 Byte
check_flexlm flexlmライセンスマネージャの状態をチェックする。
check_fping fpingコマンドを使用してホストのチェックを行います。このコマンドを使用する場合はsuidフラグを設定する必要があります。
check_ftp 指定したホスト(あるいはUnixソケット)のFTPの接続をチェックします。
check_game 指定したホスト(あるいはUnixソケット)のゲームサーバーの接続をチェックします。
check_hpjd JetDirectカードを使用したHPプリンタの状態をテストします。
実行するPCにNet-snmpがインストールされている必要があります。
check_http 指定したホストのHTTPの接続をチェックします。
また、HTTP、HTTPSサーバーへの接続にかかった時間をチェックしたり、正規表現を用いての特定文字列の検索や証明書の有効期間に関するチェックを行うこともできます。
check_icmp 指定したホストに対するICMPのチェックを行います。
check_ifoperstatus 対象ホスト上における特定のネットワークインターフェースの操作状況をモニタします。
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プラグイン名 説明
check_ifstatus 対象ホスト上における各ネットワークインターフェースの操作状況をモニタします。
check_imap 指定したホスト(あるいはUnixソケット)のIMAPの接続をチェックします。
check_ircd IRCDをチェックします。
check_jabber 指定したホスト(あるいはUnixソケット)のJABBERの接続をチェックします。
check_ldap LDAPの接続をチェックします(ポート番号: 389)
check_ldaps SSLを使用してLDAPの接続をチェックします(ポート番号: 636)
check_load システムのロードアベレージをチェックします。
check_log 指定したログファイルの特定パターンをチェックします。
check_mailq mailキューにあるメッセージ数をチェックします(対象:複数のSendmailキューおよびQmail)
check_mrtg --------------------------------------------------------
MRTGログに記録されている変数(パラメータ)の平均値または最大値をチェックします。
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プラグイン名 説明
check_mrtgtraf MRTGログに記録されているルータやスイッチに対する送信/受信の転送速度をチェックします。
最新のログがよりも古い場合は"WARNING"を返します。
受信または送信、両方の転送速度(Byte/sec)が閾値を超えた場合は"CRITICAL"を返し、どちらか一方の場合は"WARNING"を返します。
check_mysql MySQLサーバーの接続をチェックします。
check_mysql_query 指定した閾値に対してクエリの結果をチェックします。
check_nagios Nagiosのステータスログの最終更新時間とプロセスの状態をチェックします。
また、プロセステーブルからコマンド引数に指定した値と一致するプロセスをチェックします。
check_nntp 指定したホスト(あるいはUnixソケット)のNNTPの接続をチェックします。
check_nntps 指定したホスト(あるいはUnixソケット)のNNTPSの接続をチェックします。
check_nt Windows NT / 2000 / XP / 2003 Serverで実行しているNSClientからデータを取得します。
check_ntp 指定したNTPサーバーをチェックします。
※このコマンドは削除予定となっているため変わりに「check_ntp_time」または「check_ntp_peer」を使用してください。
check_ntp_peer 指定したNTPサーバーをチェックします。
check_ntp_time 指定したNTPサーバーとクロックオフセットをチェックします。
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プラグイン名 説明
check_nwstat Novellサーバー上で実行しているMRTGEXTからシステムに関する情報を取得します。
check_oracle Oracleの状態をチェックします。
check_overcr システム情報を収集するためにUNIXサーバー上で実行しているOver-CRデーモンへの接続をチェックします。
check_pgsql PostgreSQLサーバーの接続をチェックします。
check_ping Pingコマンドを使って指定したリモートホストの状態をチェックします。
check_pop 指定したホスト(あるいはUnixソケット)のPOPの接続をチェックします。
check_procs すべてのプロセスをチェックして指定したメトリックが閾値の範囲外である場合に"WARNING"あるいは"CRITICAL"を返します。
デフォルトで指定されているメトリックはプロセス番号です。
検索フィルターは、チェックするプロセスを制限するために活用します。
check_radius RADIUSサーバーの接続をチェックします。
check_real 指定したホストのREALサービスをチェックします。
check_rpc "rpcinfo -H host -C rpc_command"でrpcサービスをチェックします
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プラグイン名 説明
check_sensors lm_sensorsを使ってハードウェアの状態をチェックします。
check_simap 指定したホスト(あるいはUnixソケット)のSIMAPの接続をチェックします。
check_smtp 指定したホストのSMTPの接続をチェックします。
check_snmp SNMPでリモートホストの状態のチェックとシステム情報を取得します。
check_spop 指定したホスト(あるいはUnixソケット)のSPOPの接続をチェックします。
check_ssh 指定したホストおよびポートでのSSHサーバの接続をチェックします。
check_ssmtp 指定したホスト(あるいはUnixソケット)のSSMTPの接続をチェックします。
check_swap ローカルマシンのスワップ容量をチェックします。
check_tcp 指定したホスト(あるいはUnixソケット)のTCPの接続をチェックします。
check_time 指定したホスト上の時間をチェックします。
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プラグイン名 説明
check_udp 指定したホスト(あるいはUnixソケット)のUDPの接続をチェックします。
check_ups --------------------------------------------------------
指定したホストのUPSサービスをチェックします。
このプラグインにはwww.networkupstools.orgから提供されているNetwork UPS tools(nut)が必要です。
check_users ローカルシステム上でログインしているユーザーの数をチェックして、指定した閾値を超えた場合はエラーを返します。
check_wave 指定したホストの信号強度をチェックします。
※このプラグインは完全には動作が保障されていません。
negate 実行したプラグインから返された結果を否定(反転)します("CRITICAL"なら"OK"を返します)
オプションを指定することにより、結果に対する反転以外の状態を設定することもできます。
urlize 指定したURLを実行したプラグインから返されたメッセージに対してlt;A>タグで囲んだクリック可能なリンクとして整形します。
返される状態は実行したプラグインの結果が返されます。
【例】
urlize http://example.com/ "check_http -H example.com"

↓↓↓【実行結果】↓↓↓

<A href="http://example.com/">HTTP OK HTTP/1.1 200 OK - 11564 bytes in 0.154 seconds </A>
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